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ケーブルクラウドファンディング(ケーブルCF)による「となみ野サマーチャレンジ」事業の一部事業費のファンディングについて

2019.03.12

  • News

NPO法人PEACEとなみ野
となみ衛星通信テレビ株式会社
日本デジタル配信株式会社

 NPO法人PEACEとなみ野(会長 神下 正弘、富山県南砺市荒木505番地の1(株式会社森組内)、以下PEACEとなみ野)は、となみ衛星通信テレビ株式会社(代表取締役社長 河合 常晴、富山県南砺市八塚568-2、以下TST)と連携し、日本デジタル配信株式会社(代表取締役社長 河村 浩、東京都渋谷区南平台町5番6号、以下JDS)が運用する「ケーブルクラウドファンディング(ケーブルCF)」において、2019年8月末に開催が予定されている「歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ事業(以下、本事業)」の事業費の一部の資金を2019年3月12日より広く全国から募集することといたしました。

 今回のクラウドファンディングの資金調達目標額は120万円とし、ケーブルCFの特徴である国内約300のケーブル事業者連携および約3,000万世帯が接続するケーブルテレビ業界全体のネットワークを通じて広く、本事業の趣旨や意義を広め、効果的に事業費を集めることを目的としております。

 本事業は、従来から地元自治体からの資金援助等を含め地域の支援を中心に、10年にわたり継続してまいりましたが、今年は地域からの支援を超えて、本事業の趣旨に賛同いただける方を全国から募り資金面の支援をしていただくとともに、人間形成・地域教育の面からのPEACEとなみ野の理念や運営についてご理解をいただき、金銭面だけではない支援者を増やしていくことも併せて狙いとしております。

「ケーブルCF」ウェブサイト https://www.cablecf.com

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「ケーブルCF」について

 「ケーブルCF」とは、全国のケーブル事業者が自治体と共同で各地域の団体や企業をサポートし、地域に密着して、プロジェクトの運営資金をクラウドファンディングで調達できるようにする取り組みです。
 クラウドファンディングとは、「Crowd=群衆、Funding=資金調達」という言葉を掛け合わせた造語で、組織や個人が製品・サービス・アイディアの実現といった「ある目的」のために、インターネット上で不特定多数の人々から資金を募ることをいいます。

 

事業概要

【事業名】歩いて発見!サマーチャレンジ2019
【開催日時】2019年8月20日(火)~8月24日(土) ※4泊5日
【参加対象】小学校4年生~6年生(約80名)
【事業実施地域】富山県砺波市・南砺市・小矢部市
【実施内容】小学4年生から6年生までの約80人が自らの力で4泊5日をかけて富山県砺波市・南砺市・小矢部市の名所・旧跡をめぐりながら自分の限界に挑戦する体験型事業です。
PEACEとなみ野、社会人や学生のスタッフが小学生をサポートし、安全確保や荷物の運搬、食事の用意などはもちろん、社会的なルールや生活指導を行いながら、集団生活を通しておもいやりや協力の必要性などを体験してもらいます。実施にあたっては事前に保護者説明会、参加者・保護者向けの研修会を行い、また、事業についての報告会も開催します。
【公式ホームページ】http://www.kamishita.sakura.ne.jp/peace/

 

【1】ケーブルCFのサイトページ
https://www.cablecf.com/

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【2】歩いて発見!サマーチャレンジ2019のプロジェクトページ
https://www.cablecf.com/project/summerchallenge2019

CCFサイトキャプチャ

「PEACEとなみ野」について

 『国家100年の計は教育にあり』と言われる様に、社会をより良くするためには正しい教育活動が重要となります。家庭教育、学校教育はもちろんですが、学校や家庭では実現しにくい要素を補う意味で地域教育も重要です。明治維新以後、日本社会は大きな変化をしてきました。確かに物質的には豊かになりましたが、その分心の豊かさを失い様々な問題をかかえています。人間関係が希薄になり、引きこもりやニートが社会問題となっています。また、高い自殺率や、自分勝手な凶悪犯罪なども都会だけのことでは無くなっています。それらの原因として、地域への愛着を含むアイデンティティーの崩壊や、心の豊かさを養う体験教育の不足があると思われます。PEACE となみ野は、地域教育を実践する団体として、歩いて発見!となみ野サマーチャレンジをはじめ、様々な事業に取り組むことで、地域の生きる力を高め、より良い社会づくりに貢献する事を目指します。

歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ事業」について

●青少年の健全育成のために
 現在の日本社会は物質的には大変豊かで便利になりました。子供達もその環境の中で、欲しい物が何でも手に入り、暑さ寒ささえも我慢する必要が無くなっています。また、核家族化が進み兄弟が少ない環境では、昔の様に3世代がそれぞれおもいやりを持って生活するのがあたりまえだった頃とは違ってきています。日々の生活のために、家族の仕事を手伝うことが『お手伝い』という特別な事の様になり、甘やかされて育つ環境が整っています。その事が、自分さえ良ければという個人主義的な考えを助長する状況をつくり、メールやインターネットによる情報交換は、ゲームだけでなく実生活もバーチャルな感覚にし、人間関係も希薄になりつつあります。
 結果として、普段の生活では苦しい状況を自ら克服する事や、目的に向かって努力をして何かを成し遂げるといった生き甲斐を実感する経験が不足し、その事がイジメや、自殺、ひきこもり、キレるといった社会問題に、少なからず繋がっていると感じます。人間の内面的な「忍耐力」「協調性」「創造力」「積極性」「自分自身で問題を解決していく力」「優しさ」「たくましさ」等と言ったことは、言葉や知識として理解するのでは無く体験を通して身につけていくものです。
 この事業は、通常の生活とは違った厳しい環境で、子供達が自らの力で4泊5日をかけてとなみ野の名所旧跡を訪ねる歩く体験型事業です。普段5kmも歩いた事の無い子供達は、炎天下の中、暑さと闘いながら1日30km近くを歩きます。顔も知らない仲間と声を掛け合いながら、集団生活での基本ルールを身につけ、学生や社会人のスタッフにサポートされて生活をします。この事業を通して、学校や家庭ではなかなか実現できない体験教育を実践し、未来を担う子供達の健全育成につなげたいと思います。

●地域スタッフの育成とネットワークづくり
 地域との繋がりが希薄になっていると言われていますが、個人主義的になっているのは子供達だけではありません。この事業実施に向けて、学生や社会人のスタッフには150時間を超える研修に参加をしてもらい、社会人基礎力を中心とした様々な人間力を、体験を通して高めてもらいます。また、事業期間は子供達と本気で向き合う中で、通常生活では経験できない学びがあります。
 まちづくりは人づくりと言われるように、この事業で育った人材が単に個人のスキルアップに終わらず、公共心を持って地域の様々な活動に取り組んでいくことが、地域の魅力を更に高める事にも繋がると考えます。

支援募集チラシ

ケーブルクラウドファンディング0304 (003)

「TST」について

 TSTは、平成元年(1989年)1月11日に、現在の砺波市、南砺市をエリアとして、富山県で最初のケーブルテレビ会社として設立されました。
 広大かつ、伝統的な地域コミュニティーが色濃く残っているエリアのため、地域の伝統行事や、住民の皆様の思い入れの強い祭礼やイベントは数多く、成人式、卒業式、入学式、運動会なども含めると取材の数は相当数に上りますが、その向こう側にはコミュニティー番組をご覧いただいている皆様の笑顔があると思い、努力を続けています。
 さらには、デジタル化を機にデータ放送化に取り組み、災害時の安心安全情報の発信に関するサービスの提供も行っています。

 設立当初、「情報過疎地からの脱却」を標榜し、事業を継続してきたTSTですが、これからも、ICTを通して、市民や企業に広くより多くの情報を提供するとともに、地域の安心・安全に貢献し、明るく豊かな社会づくりに貢献したいと考えています。
 また、放送や通信など次々と新しく生まれてくるICTツールを駆使したサービスを提供し、エリアのご家庭のみならず、企業・商店や各種団体との交流や連携を深め、地域全体の活性化に貢献するよう努めて行きます。

 

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